2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

さて、月食

曇りですね。 夏休みの自由研究、今晩に賭けてた人、どうしましょう。 月食の原理、過去と未来の日付。と書き進んで、8月28日の月食の様子のページは、曇りだった写真。 あーあ、ってひと結構いるんじゃないでしょうか。

第九話

ハーレーから降りると、数軒の小屋がくすぶっていたが火は消えていた。人影は見えなかった。 「根津さーん、無事ですかー」と山岡が叫ぶと、ヘリウムとかかれたボンベが転がっている辺りの地面から、人が這い出してきた。 「無事でしたか。」と山岡は、近づ…

第八話

「本シャトルは、ただいまから、マスドライバによる加速を1Gで4分と21秒行い、地球へ向かいます。座席にお座りになって、お待ちください。」俺は、機内放送に従って、席に座りヘッドレストに頭を埋めた。窓の外には、静かの海の景色が広がっている。背中…

第七話

「水野。おい水野!」俺を呼ぶ声が聞こえる。そうか、俺は今ショットバーで飲みすぎて、変な夢を見ていたんだな。安息日に酒を飲んだ罪って奴かな。その証拠に、丁度この前と同じ声だ。 ん?同じ声?俺は、思わず首をひねった。 「な、なんでお前がここにい…

第六話

警報音で目が覚めた。機内放送が「緊急着陸態勢。緊急着陸態勢。」と叫んでいる。 隣をみると、三好が携帯PCを操作している。俺のほうを向いて、 「地球環境保全協会のテロ予告がムウンベースに送信されてきたそうです。月でも活動となると、予想よりも大規…

第五話

俺は、月へ向かう航宙機に乗りながら、山岡のことを考えていた。あいつは、いつでも人に心配をかける。しかし、今回のようなのは、初めてだ。己の思いに忠実に生きていくのは格好いいが、それも時と場合によりけりだ。 隣では、三好がすやすやと寝ている。こ…

第四話

ショットバーの扉を開けると、カウンターには三好が既に掛けていた。マスターが、今日は、男性だけ?と聞くので、俺は指で3を作りながら言った。 「いや、そろそろ来ると思うが。3人だ。」と言っていると、扉が開いた。カウンター越しに、 「よう、智美ち…

第三話

それから、俺の周りは騒々しくなった。とりあえず、プロジェクトのメンバーとして、2人は好きに選んで良いことになったからだ。俺は、ぶつぶつ言いながら、フロアを見渡した。目をそらそうとするもの、逆ににらみつけるものがいて、俺はかえって面白くなっ…

第二話

昨夜の酒で頭がボーっとしていて、俺はよく聞いていなかった。 「・・・・社始まって・・・・プロジェクト・・・」部長がしゃべっているらしい。 「この第一開発課からプロジェクトリーダーを出せたことは、私も誇りに思う。水野君。・・水野!」えっ。俺が…

順序小説連載2

第二話、まだどこの話か分からない

第一話

「水野。おい、水野!」と、耳元で呼ぶ声が聞こえた。おれは、ショットバーのカウンターから、ハッとして起き上がった。そして、隣にいる人物の顔を見て、思わず首をひねった。 「なんで、お前がここにいるんだ」。 そこには、大きなバックパックを担ぎ、擦…

順序小説連載1

謎解きで掲載した順序小説。 元の小説を直しながら、書いてみようかな。 九話までは、そのままだから楽だけど、つづくかな。