俺は、月へ向かう航宙機に乗りながら、山岡のことを考えていた。あいつは、いつでも人に心配をかける。しかし、今回のようなのは、初めてだ。己の思いに忠実に生きていくのは格好いいが、それも時と場合によりけりだ。 隣では、三好がすやすやと寝ている。こ…
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