で、宮部みゆき
図書館で借りまくったのは、
火車 (新潮文庫)震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)天狗風 霊験お初捕物控(二) (講談社文庫)本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)R.P.G. (集英社文庫)ステップファザー・ステップ (講談社文庫)クロスファイア(上) (光文社文庫)クロスファイア(下) (光文社文庫)夢にも思わない (角川文庫)我らが隣人の犯罪 (文春文庫)理由 (新潮文庫)幻色江戸ごよみ (新潮文庫)堪忍箱 (新潮文庫)返事はいらない (新潮文庫)蒲生邸事件 (文春文庫)鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)平成お徒歩日記 (新潮文庫)模倣犯〈上〉模倣犯〈下〉
ぐらいかな。
「理由」が一押し。「火車」のヒロインに合ってみたい。「クロスファイア」を書いた気持ちわかります。(ファイアスターターってやっぱりすごい)

とりあえず、「模倣犯
時系列が一様でない書き方なのと、私が読んでる「今」と本の「今」のずれとがからんで、時間軸の把握が混乱してしまった。また、登場人物の描き方と、読者への思考操作が少しいつもと違う。これは、週刊誌連載の弊害かと思う。
特に滋子と真一の思考方向と速度が一定ではない点が引っかかる。全体には、読者を大きく振り回していて、その振り回され方が心地よいのだが、この二人の心情表現が惜しいような気がする。
ところで、宮部みゆき模倣犯ではないんですね。つまり。そう言っているのですよね、これは。このことが、一番すんごいのではないかと。

では。