偏在

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風

雪風が還ってきました。
 
活劇から、観念へと。
 
これ、映像化すると
なんだか分からない映画か、
ものすごくスピーディーに展開するOVA
のどちらかになりそうだ。
 
でも、本質をはずしたものになりそうだ。
今回は、言語と意識とそれとは異なるものとの対比。
 
意識とは無意識の言語化…生命体の意識の発生と、
意識が生み出した機会知性に生じた意識。
人間の意識は言語で構成されているが、機会知性の意識は何なのであろうか。
 
作者の中でもそれをどう表現するのか、葛藤があるようだ。
そして、意識は個体を超えて偏在化する。
その原因は、ジャムなのか雪風なのか?それとも?
 
いつものように、説明無しに話は進行していく。
今回は特に、ついていくというか、その世界に入り込むのが難しかった。
が、入り込むと、この世界、私の意識無意識の実感に沿っている。
まさに、無意識の言語化による意識の具現化というのは、日常の感覚。
面白い。
 
次は冒険活劇になりそうだが、雪風が再び帰還するのはいつなのだろう。