江戸を出て瀬戸内へ
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2005/06/21
- メディア: 単行本
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江戸を出て、瀬戸内の丸海藩(これも架空の藩)へ。今の香川県あたり。
時代小説をあまり読んでいないので、一般的な時代小説と比べて云々はできないが、宮部氏の江戸物と比べて違和感はない。結構なページ数であったが、気にならない。(持ち歩くときの重さが気になるかな、2冊だから)
「ほう」と「宇佐」の二人の女性(女の子かな、まだ)の視点から描かれる穏やかな瀬戸内の町。が、大きな嵐に見舞われるわけである。その中で「ほう」の視点が澄んでいて気持ちよい。素直に感情移入してしまう。
最後は、宮部の術中にはまってしまった。
泣けた。
うまいなぁ。