先週の読書メーターから

2010年5月10日 - 2010年5月16日の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1302ページ

眠れなくなる宇宙のはなし眠れなくなる宇宙のはなし
天文学の歴史書です。なんだか、表題と違わない?って感じ。物理学や天文学というより、もろに歴史だよ。それも、妙に理科から外れた部分がくわしい。本職じゃない部分の造詣が深いことはわかったけど、本職の詳しい話の方が、眠りたくなくなるんじゃないかな。最新のわけのわからない理論を、わかりやすく説明してくれるのかと思ったよ。
読了日:05月13日 著者:佐藤勝彦
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
読了日:05月12日 著者:岩崎 夏海
マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
抜粋だからなのか、つまみ食いの感覚。事例も成功例しかない。内容は、今では普通の事だけど、発表当時は目新しかったのだろう。トップマネジメントとイノベーションは重要だけど、この本読んだから備わる物でもないよな。この手の本の避けられない点。
読了日:05月12日 著者:P・F. ドラッカー,上田 惇生
神と科学は共存できるか?神と科学は共存できるか?
グールドさんにしては、歯切れが悪い。創造論を排除しきれていない。この人もアメリカ人だったのね。この唯一神がこの世を作ったという宗教観は、我々八百万の神に埋もれて暮す日本人には分からないな。この点では、神を排除するドーキンスに賛成。ところで、神はキリスト教だけの物なの?変だよねぇ。まあ、幸福な宇宙も、ビッグバンを点火したのも、スーパーナチュラルな存在を「まだ」否定できないから、こんな話も存在するんだろう。人知の知らないところに何があるのかは、永遠の謎なのだ。
読了日:05月11日 著者:スティーヴン・ジェイ・グールド
子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条 (宝島社新書 312)子どもに勉強を教えるな 「ヨコミネ式」自学自習の10か条 (宝島社新書 312)
男の子は競争するのが日常。読書が大切。体を動かそう。
普通の事だよね。
読了日:05月11日 著者:
世界一わかりやすい「速読」の教科書世界一わかりやすい「速読」の教科書
すまぬ。立ち読みしてしまった。CD聴かないとなんとも言えないが、書かれていることは、速読指南書と大差ない。予測、見出し、キーワード。
早耳は、効果あるのかな?
読了日:05月11日 著者:斉藤 英治

読書メーター


6冊でした。あら、もしドラは違うな。5冊ですね。
そのうち、3冊が書店で速読。
すみません、要点知りたかったので。
 
眠れなくなる宇宙の話:最新の宇宙物理の話かなと思ったら、天文学の最初の話が。じゃあ、天文学のおさらいをして、最新の理論に移るのかなと思っていると、9割歴史でした。あら、そうならそうと。
歴史も、枝葉の部分(当時の歴史的背景とか、天文学以外に何やってた人かとか)が多くて、こちらが知ってることが大半だったこともあり、ちょっと退屈。これじゃ、眠っちゃいますよ。
ダークマターブラックホールの最新の話題も、150億光年先の星の光も、あんまり解説がなかった。残念。
 
もしドラ:エッセンシャル見た後で。やっぱり、野球を題材にしたから、マネジメントの本当にしたいこと「企業の成長と資産の増大」については、触れられなかったのね。顧客の定義も、ちょっと違うか。まあ、しょうがない、カタログだからな。ストーリーが入り組んでいたら、ドラッカーの紹介にはならなかっただろうし。扉を開くきっかけでしかない。この本で完結することはあり得ないから。
 
マネジメント(エッセンシャル):様々な言葉が散りばめられているし、各企業での例に対する解説がなされている。この手の本がなかった頃には、すごい本だったのだろう。この本1冊をバイブルにするのもいいのかも知れない。だけど、指針としてのツールだし、困った時の羅針盤(まさに、バイブル)でしかない。
成功譚が書かれているけど、成功するための本当の方針は、自分の中から絞り出さないといけない。
その方向を、人材・トップマネジメント・イノベーションで表現している。こんな本に頼ってはいけない、と言いたかったのかも。
 
神と科学:創造論を学校で教えるな!と息巻いているグールド氏。でも結構信心深いんだ。科学と宗教は、平行線として成立すると言っている。でも、どこまで認めるのかって部分が、曖昧だよグールドさん。いつもの切れ味はどうなっちゃったの?双方を尊重して、お互い攻撃し合わないようになんて、レフェリーみたいだし。これじゃ、創造論の人たちに突っ込まれちゃいますよ。
しかも、宗教っていうけど、キリスト教(しかもほとんどアメリカ的キリスト教)の神。キリストは神とは紙一重で人だから、旧約聖書の部分がほとんどということになる。カトリックプロテスタントでも話は違うし。結構狭い神を対象にしているのに、宗教と科学と銘打っちゃうところに、アメリカ人グールド氏を見た感じ。
この辺の感覚は、絶対神を認めないドーキンスに近いのではないかな、日本人は。八百万の神々って、絶対神がいないじゃない?(イザナミとか天照大神って後付けだから、日本土着の宗教観とは本来別なのです)だからもともと、科学とスーパーナチュラルな存在を並列させてる。ビッグバンの元についても、そんなもんだと思える。西洋人は、ビッグバンの点火こそ、神の身業と思うんだろう。
 
自学自習:5分で読んだからはずしていたらごめん。教えない、叱らない、遊ぼう、男の子はいつでも競争、本を読もう、身体を動かそう。で、子供の基礎学習はOKって話だよね。普通じゃないかな。
 
速読:CDが付いてる。早口でしゃべってるのを聞くと、頭のクロックが上がって、速読もできるという感じなんでしょうけど、CD聞いてない。本の内容は、内容の予想をして、見出しを見てページ全体をみる。キーワードを追う。ま、速読本の典型になっていると思う。速読本は速読で済ますに限る。