読書メーターまとめ

2010年1月25日 - 2010年1月31日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:666ページ

読まない力 (PHP新書)読まない力 (PHP新書)
見開き2ページで養老センセの「つぶやき」と、関連情報が傍注に。ちょっと古い(2005年頃)話だったので、傍注が効いてる。脳化社会への警鐘は、だんだん音色が丸くなってきた気がします。センセもさすがに年取ったのかな。
読了日:01月28日 著者:養老 孟司
量子力学入門―現代科学のミステリー (岩波新書)量子力学入門―現代科学のミステリー (岩波新書)
数式を避けようとして、かえって難しくなっている部分がある。そこは、数式も出してしまってもいいと思った。全体的に、やさしくなりすぎない感があり、いい感じです。朝永先生より、現実感があって面白い。 でも、私はアインシュタインに賛成したい。
読了日:01月27日 著者:並木 美喜雄
知っておきたい日本の神様 (角川文庫ソフィア)知っておきたい日本の神様 (角川文庫ソフィア)
自然環境から発生した八百万の神も、政治や別の宗教からの影響で変化してゆくさまが、良く分る。神道も仏教も、違和感無く融合できてしまうのは、宗教の本質なのか、はたまた日本人だからなのか。中国を経由しているとはいえ、インドの神々が七福神になっていたとは知らなかった。特に大黒天。シヴァ神ですよ、破壊神の。いろいろためになります。
読了日:01月25日 著者:武光 誠

読書メーター

  
量子力学入門に少し時間がかかったので、冊数が少ないです。
その、量子力学入門は、おもしろかった。特に不確定性と観測問題、そして波動と粒子の問題。永遠のテーマかもしれないけれど、ある方向性はつかめる。最新理論を含めるとどうなるのか、興味のあるところです。
 
神様の話。日本独自の宗教観である「八百万の神」と、新興の宗教である仏教との融合。そして、政治(特に天皇家)の影響で改変されていく神話と神々。中には、政治の影響で創設された神もあるという。天照大神は、その最たる存在。天皇天皇であるために作られた神であるという。日本書紀自身が、歴史書なのか創作なのか判断がつかないので、何とも言えないところである。大化の改新以前の歴史は、もうなんだか分からないので、神話というものも、登場人物も実在と創造のどちらともつかないと言える。
まあ、何でもかんでも神にして決着を着けちゃう感じは、つい最近まであったわけで、八百万の神はまだまだ生き続けている。
 
そして、現実の話としての「神社へのお参り」。ご利益別の神社の紹介と、お参りの方法の説明は、一般常識として良い知識です。