計算力

昨日に引き続き、期末テストの勉強を見てみる。
代数をやっているが、時間がかかった割に、計算問題が解けていない。
まだ多項式加減乗除なので、複雑な方程式を解いている訳ではない。
 
項数が多いだけの計算は、力技で解いていくしかない。
でも、頭脳はいらないのだ。
計算は、手が解く。
狭い範囲の計算を、確実に、段階的に解いていく。

 一段階には、暗算で計算できる範囲しかしない。
   カッコをはずすとか、通分するとか、割り算を分数の掛け算にするとか。
   項ごとに計算して、項を超えた計算は基本的にあまりしない。
 項の計算が終了したら、項をまたがって「消せるもの」を消す。
   y×(1/y)=1って消せますよね。この処理を全項でやる。
 隣同士の項をまとめる。
   項の数は、半減していく。で、最後まで。

TVの「探偵ガリレオ」の様子を思い出して。数式は、「書いて解く」のだ。
書けば、ホワイトボードと右手が解いてくれる。これをしないと、「解けない」のだ。
 
計算力とは、基本的に数式を処理する「右手の能力」である。
そのためには、運動部のように「練習」を積むしかない。
計算の「素振り」は大切である。日々の研鑽が物を言う。
 
高校の頃は、切符の四ケタの数字を0にする、を級友と競っていた。速度と難易度である。
これは、右手の能力につながる。
癖になっていて、今でも四ケタの数字をみると、「できた」とつぶやいてしまう。
まあ、頭の体操である。使わないと、錆つく。
計算力は失いたくない力のひとつである。
 
息子の期末には、素振りの回数が足りなそうだ。
学年末には、なんとかなるように、ゲーム感覚で付き合ってみますか。