冒険

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

村上春樹の小説は、まだ読んだことがなかった。
村上龍は読んだけど。
 
読みやすい文体。時々挟まる奇妙な比喩。穏やかな日常に唐突に降り立つ、非日常。
ちょっと刺激的な、それでいて緩やかな、そんな小説でした。
あらすじにしちゃうと、ショートショートになっちゃいかねないのを、
ゆっくりと読者を連れまわす。
そう、連れ回すって感じ。
 
ぐいぐいとは引っ張られないけど、いろんなところに連れて行かれちゃう。
その辺のドアを開けると、見たこともない景色が広がる。
 
うん、好きですね、こんな感覚。

 
司馬遼太郎には無い世界。
 
他にも読んでみよう。