記憶を分類する
記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/01/19
- メディア: 新書
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記憶を分類すると、
エピソード記憶
意味記憶
手続き記憶
順に低次元な記憶となり、意識的な制御ができなくなる。
だから、思い出そうとして思い出せるのは、「エピソード記憶」だけということになる。
物事は、関連付けて覚えよう。ということが導かれる。
でも、いろいろなことを「処理」するのは、「手続き記憶」。
一問一答に答えるのは「意味記憶」。
それぞれ役割が違う。
いわゆるテスト勉強には、「エピソード記憶」が効果的。情景を思い浮かべたり、語呂合わせを考えたりして覚える。
一回覚えたら、1週間、2週間、1ヶ月後に復習する。そうすると「海馬」が記憶すべき内容と判断して、収納してくれる。
でも、底力になるのは、「手続き記憶」。訓練を重ねると、体が覚えてしまう。
たぶん、そろばんの達人は、この領域に計算手続きが組み込まれてる。
私も、「4桁の数字を加減乗除で10にする」に関しては、5割くらいこの領域だと思う。
この領域が増えると、ほかの事に脳の機能を使える。
訓練訓練。
そうそう、脳細胞も増殖するのもあるんですって。年取っても、衰えないと。
訓練訓練。