江戸の薀蓄

江戸の敵をなぜ長崎で討つのか―江戸人107の謎

江戸の敵をなぜ長崎で討つのか―江戸人107の謎

江戸の街の拾い話。
世界一の大都市の、銭湯やら吉原やら品川宿やらで「何がはやってたのか」がわかります。
日常の楽しみは、エッチすること、に集約されてたんですねぇ。
そりゃそうでしょう。テレビもラジオもないんだもの。
 
紹介は、川柳を主体に。川柳に登場する単語の時代を追っていたり。
「大江戸」や「江戸っ子」は、いつから江戸の人々に浸透していったのかとか。
 
四文、十六文が単位として動いてたそうで。十進法より、2倍4倍。今のアメリカの通貨感覚(クォータとか)に近いかな。小判、二分金、二朱銀、四文銭・・・結構めんどくさい感じですが。
いろいろな単価の中で、吉原以外の売春の金額が異様に安い感じがする。二人の客とって、十六文のそば三杯。今のお金に直すと、一回500円くらいか。
そんなもんですかね。まあ、感覚が違ってたんでしょうけど。
それと、金額が結構定まってて面白い。二十四文で一回ということから、二十四文だけで何のことかわかったり。そばも江戸は広いだろうけど、十六文。
十九文均一ショップがあったり、後に三十八文ショップになったり。この数字の感覚、結構現代に通じません?
 
金額の変遷や分布、もっと知りたいですね。