始めると、見えてくるもの

 

「超」文章法 (中公新書)

「超」文章法 (中公新書)

小説の作法ではない、報告文や素人の投稿文や社内報などの雑文の書き方。
と、言いつつ、小説家の文章読本を意識して引用している点、すべての文章に通じると思って書いてるのでしょう。
特に、アシモフやキングの小説の書き方の引用があり、小説の作法にも応用可能ですね。
 
印象に残ったのは、パソコンのワープロなら、「とりあえず書き始められる」というところ。
原稿用紙だと修正が面倒だが、ワープロなら順序の入れ替えなど簡単。
出だしで躊躇していないで、まずクライマックスを書いちゃえ。目次なども活用しろ。
 
そうだよねぇ。メモの蓄積と修正で一文章できそうだもの。PCなら。
著者は書いてないけど、立派な「文章読本」だと思いますよ。この本。
文章読本マニアが言ってるんだから、間違いない。

そして、私の文章の書き方も、間違ってなかったらしい。