昨日読了、かなり昔の作品だが。

敵は海賊・猫たちの饗宴 (ハヤカワ文庫JA)

敵は海賊・猫たちの饗宴 (ハヤカワ文庫JA)

1988年(まだ昭和だねぇ。)の作品。「敵は海賊海賊版」よりも舞台は狭い(とはいっても太陽系半分)し、ちょっとゆっくりめ。
神林氏は猫好き?猫に対して、暖かい視線が感じられる。
しかし、情報量が多い。情報というよりはキーワードの山。しかも、キーワードの半分以上「説明が無い」。海外翻訳ものだったら、この3倍ぐらいの厚さになってしまいそうだ。(それじゃ、このテンポのよさは生かされないし。)
20年前の作品なのに、全然色あせていない。さすが。「戦闘妖精雪風」に、やっと現実の戦闘機が追いついて来た(F22:ラプター)けど、「ラジャンドラ」に現実が追いつくのはいつのことやら。まだまだ、やることはいっぱいあるぞ→理系諸君。