先週の読書メータから

2010年6月14日 - 2010年6月20日読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1123ページ

新・世界の七不思議 (創元推理文庫)新・世界の七不思議 (創元推理文庫)
相変わらず面白い。推理もそうだが、情報量がハンパない。え、そうだったの?という知識を披露した後に、あっという結論を投げかける。切れ味は邪馬台国の方が鋭いが、情報量はこっち。歴史書は嘘つきだと、私も思う。ついでに、カクテルの基礎も手に入りますよ、この本。
読了日:06月20日 著者:鯨 統一郎
母なる地球―アシモフ初期作品集〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)母なる地球―アシモフ初期作品集〈3〉 (ハヤカワ文庫SF)
初期の作品集。アシモフの解説と言うか、思い出というかが付いてる。太平洋戦争の最中に書かれているってことも驚き。科学者の卵の趣味として、執筆していたという感じらしい。今なら書き方はちがうだろうけど、アイデアは色あせていない。さすが、ドクター。
読了日:06月18日 著者:アイザック アシモフ
武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
二人の文体を書き分けてあるようでいて、そうでもないかな。「あたし」と「私」の違いと同じを際立たせて、収束させる。常套手段ではあるが、効果的だ。剣道シーンが、ちょっと気になる。我が家の剣士に言わせれば、「何も考えてない」そうだが。でも、読みやすいし、磯山の変化を追って行くのは面白い。
読了日:06月14日 著者:誉田 哲也

読書メーター

世界の七不思議邪馬台国はどこですかの作者が、今度は世界に挑戦。邪馬台国の方が鋭くて面白い。まあ、こちらも面白いが。始皇帝が一番おもしろかったかな。
 
アシモフ:解説が長いよ。ちょっと自慢気だしね。でも、アイデアひとつを形にするのはさすがです。冗談論文がいい感じです。
 
武士道:面白い。磯山の描き方がちょっと変わっていたが、だんだん慣れてくる。磯山は「あたし」、甲本は「私」その違いを書き分けていたんだけど、だんだん表現が似てくる。これは計算か?結構頑張った。