先週の読書メーターから

2010年6月7日 - 2010年6月13日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:772ページ

あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書)
看板に偽り有りでしょう?わからないよ、これじゃ。これ読んで「相対性理論」わかったとしたら、それはこの本を読む前からわかっていたはず。アインシュタインの伝記みたいになっちゃってる。巻末の論文に入れた注釈も、かえってわかりにくくしてるし。どうせなら、恋多き人である所も紹介して欲しかったな。
読了日:06月11日 著者:茂木 健一郎
寿命はどこまで延ばせるか? (PHPサイエンス・ワールド新書)寿命はどこまで延ばせるか? (PHPサイエンス・ワールド新書)
人間に、なぜ寿命があるのか。その意義と仕組みを解説。そして、その延長方法を探ります。
最大寿命の延長と、それを全うする方向の、二種類のアプローチ。まあ、無理だね、君の寿命を伸ばすのは。が結論だけど、そこに至る知見は、広範で面白い。
最終章は、遊んでますね。
相変わらずドーキンスを攻撃してますが、寿命に関しては、池田先生の勝ち。
読了日:06月09日 著者:池田 清彦
スプートニクの恋人 (講談社文庫)スプートニクの恋人 (講談社文庫)
スプートニク」がちょっと弱いかな。にんじんの部分が、難しい位置にあるけど、彼の心情を吐露するシーンが必要だったのだろうか。エピソードがシンクロしていないのは、意図的なのかそうではないのか、少し判別ができない感じがする。が、全体の雰囲気や、時間を追う感じは好きな流れだな。これは、ハッピーエンドなのだろう。うん。すみれ君に会ってみたい気がする。
読了日:06月07日 著者:村上 春樹

読書メーター

今週は3冊
相対論:相対性理論をわかりやすく解説する本、ではありません。相対論の部分は「テキトウ」です。これは、だれにでもわかるという看板は、下ろした方がいいです。こんな新書1冊じゃ、説明しきれないのに。今月号のNEWTONの特集でもわかるには至らない。なんとなくわかった、になってしまう。
じゃあ、数式の美しさを述べるのかといえば、そうでもない。なんとなく、最近沢山書いてるビジネス書みたいな、なんとか力の羅列。これ、なんでしょうか。アインシュタイン大好きです。しかわかりません。
 
池田先生:寿命を伸ばす話と思ったら、生命の研究の流れを大まかにつかむ感じ。今生きている君の寿命を延長するなんてのは無理なんだよね、と言ってる本。まあ、池田先生らしいと言えば、らしい。
 
村上春樹:読みやすいけど、エピソードが独立しすぎていて、ちょっと調和がとれていない。読みやすいけど。彼とすみれの部分だけでいいかな。特に、にんじん関係の部分が、とってつけた様で・・・