最近、江戸時代にあこがれてる。

最近読んだ本、

一日江戸人 (新潮文庫)

一日江戸人 (新潮文庫)

お江戸でござる (新潮文庫)

お江戸でござる (新潮文庫)

大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)

大江戸美味草紙(むまそうし) (新潮文庫)

江戸アルキ帖 (新潮文庫)

江戸アルキ帖 (新潮文庫)

「江戸しぐさ」完全理解―「思いやり」に、こんにちは

「江戸しぐさ」完全理解―「思いやり」に、こんにちは

宮部みゆきの描く江戸に惹かれ、江戸からの使い「杉浦日向子」に案内してもらって。

はまってしまった。

江戸後期は、当時世界最大人口(130万人らしい)の都市。ほとんど平面構造の都市に、たくさんの人が犇いていた。しかも、騒乱も戦争も侵略もなく、革命もなくすごした250年。
戦闘担当者である武士は、役立たずになり、身分制度は形骸化され、江戸は職人の町と化した。職人は、士農工商のうち、最下位の工商が合体したものだ。その職人に、士である旗本も「内職」という形で参加していて、江戸っ子はそれを拒まない。どちらかといえば、フリーターたちの都市であったらしい。
日本中から人間が流入し、言語や習慣など大混乱のはずなのに、それを受け入れて適正に機能してしまう。日本語の許容範囲の広さと、深い詮索はしないが、世話は焼くという江戸市民の気質が生み出す、絶妙な感覚。
預貯金なし、宵越しの金は持たねぇ、といってすごしてしまえる「江戸」に私も旅立ちたいなあ。とこの頃半ば真剣に思っているのです。

※たぶん、今江戸にタイムスリップしたら、「手塚先生」と「杉浦女史」が蕎麦屋の二階の窓から声かけてくれるんじゃないかなぁ。「なにやってんの、あがりなよ」ってね。

※※ 杉浦日向子女史、惜しい人を亡くしたが、彼女は元の「江戸人」の生活に戻っていったのだろう。今頃は、永代橋に佇んで海を眺めているのかも。