一昨日読了
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1995/09
- メディア: 単行本
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気に入ったのは、「山から都へ来た将軍」。
木曽義仲って、教科書では 極悪非道の権化で、頼朝は正義の味方ですが、本当はこんなところだったのかと思いますね。たしかに。頼朝は、知れば知るほど、狡猾でいけ好かないやつになってきます。彼は彼で、何かあったのでしょうが。
"秘密倶楽部"
"~についてどう思いますか"
"みどりの窓口"
あたりは、筒井の二番煎じ的で、描写の違いはあるにせよ、何処かで読んだ感じは避けられないです。
常に、ある程度の、はずれのない作品を量産する、清水義範氏は、驚異的な作家と思いますね、つくづく。